千葉県も待機児童に関する問題を抱えている
千葉県も東京やそのほかの地域同様、待機児童問題を抱えています。
平成29年については4月時点で前年よりも330人弱増加し、1800名近くとなっている状態です。
年齢別にみると、1歳児が1000人を超えており待機児童数全体の6割を占めています。
0歳児から2歳児となると1600人以上となり、全体の9割以上を占めているのです。
【待機児童関連ニュース】
→千葉県の待機児童数、327名増加 – 市川市、習志野市、浦安市などで多く
現在、保育所の創設や既存施設の定員を増設することや、小規模保育事業所などの設置を推進したことで保育サービルを利用できる枠が大きく広がっています。
保育所、認定こども園、地域型保育事業に関して認可定員を見ると平成29年と平成30年では6600人の増加です。
待機児童は千葉県でも都市部に集中している
地方、特に田舎の方に行くと保育士不足ではなく逆に保育士の就職先がないという状況です。
都市部のように待機児童が多く保育所の募集などがとにかく多いという状態は見られず、募集があってもアルバイト、パートなどがほとんど、正社員募集は少ないという状態になっています。
結婚後も仕事を持つ女性が多くなり、それによって子供を預ける保育園、見てくれる保育士が必要となるのですが、それが間に合っていない状態なのです。
待機児童に関しては東京都が最も多く8000人を超えています。
次いで沖縄、さらに千葉県の1800人弱、第4位に埼玉県の1300人弱と続き、沖縄を除き東京都市圏の周囲、ベッドタウンとして繁栄してきたエリアに問題が集中しているということがわかるのです。
特に千葉県の中で市川市は市区町村別待機児童ワーストランキングで、東京都世田谷区、岡山県岡山市、東京都目黒区に次いで第4位につけています。
また隠れ待機児童、国、自治体としてカウントしていない子供の数を入れるとさらに多くなるといわれているのです。
親が育児休暇を延長したり、求職活動をやめた、さらに認可保育所に入ることができず、無認可保育所に入所したなどの場合、待機児童なのに待機児童として認定されないこともあります。
子育て世代に人気のある千葉県
子育て世代に人気がある千葉県は、待機児童問題に対ししっかり対応できるように積極的な支援、助成などを行っています。
しかしこの先、千葉県でも特にファミリー層に人気のエリア、千葉市、船橋市、市川市、柏市などは子育て世代が多くなると予想されているのです。
入所できる保育園を増設する、また保育士の育成が急がれています。
今もエリアによっては保育士が足りていない状態となっていますので、助成、支援など利用して千葉県で保育士として働いてくれる保育士を呼び込もうと対策が継続しているのです。