早朝、また遅くまで働く方が多くなっている現代
シングルマザー、シングルファーザーなどのひとり親が多くなっている現代、家計を支えるために朝早くから夜遅くまで働く人が多くなっています。
でもお子さんがいる状態ですから、朝早くから夜遅くまで働くとなれば、もちろんお子さんを見てくれる人材も必要です。
核家族化が進み昔のように自宅で祖父母が子供を見てくれるという環境もないため、ひとり親の中には、働くところが見つからず仕事したくてもできない状態で生活保護を申請する人もいます。
そんなひとり親のご家庭に救世主となるのが時間外保育を行う施設、またそこで時間外保育をしてくれる保育士の存在です。
時間外保育とはどういう働き方になるのか
保育園ではクラス担当を受け持つ正社員の場合、遅番、早番などがありますが、正社員勤務となると、シフト制となることが多いので通常は正規時間帯、朝9時から夕方5時までの勤務となります。
時間外保育を行う保育園では、朝7時から9時までの早朝、また夕方17時から19時前の間、つまり延長保育があるのです。
この時間帯に関しては、正社員の配置ではなく一般的に短時間勤務保育士、パート、契約社員などが働くことが多いです。
短時間勤務となる、例えばパートさんや契約社員の方が延長保育や早朝保育に関して受け持つ保育園が多いといわれています。
業務内容はどのようになるのか?正社員との違いは?
早朝保育も延長保育も希望する園児は年齢による違いなく、同室で保育することになります。
早朝、延長を利用する園児が多い場合には、近い年齢の園児を室内に集めて保育となることが多いです。
早朝保育では保護者から園児を預かり家庭での様子など報告を受け、クラス担任が来たら引きつぎを行います。
引継ぎの際には伝えるべきことをクラス担任に知らせるため、伝言ノートなどを利用するのが一般的です。
9時になり通常保育が始まると業務が終了となり、園によっては清掃、通常業務の準備などを行うこともあります。
延長保育の場合には、日中の出来事など連絡事項をクラス担任から引き継ぎ、保護者にお伝えできるように内容を共有し、保護者が園児を迎えに来る間の保育が仕事です。
夕方におやつ時間が設けられているので、おやつの準備等行います。
お迎えの時間については保護者それぞれに違いがあるので、連絡を待ち、閉園してからのお迎えもあるので園児とともに待ち、迎えに来た保護者ごとに退園を見守るのです。
全員の園児のお迎えが終われば業務終了となります。