児童館ってどんなところ?
保育士の働く施設は今いろいろな方面に広がっていますが、児童館なども働く場所として人気が出てきています。
児童館の採用はもともと保育園よりも少ないのですが、公設民営の施設も多くなり以前よりは採用が多くなっているようです。
保育園とまた違う業務となることも多く、児童館で保育士はどんなことをしているの?と働き方がわからないという人も多いと思います。
児童館というのは子どもが安心して遊べる環境を提供し、遊び場が少なくなった現代のお子さんたち、また保護者にとっていつでも遊びに行ける最適な場所です。
児童館の目的として遊びを通じて心身の健康増進、豊かな心を育てるということがあります。
そのため、遊びという教育などでは補うことができない成長を担う場所としての目的も持っているのです。
おもちゃを使って遊んだり、読書をしたり、思い思いに時間を使うことができるのは、子供たちにとって心と体を大きく成長させることになると思います。
公的以外・・公設民営の施設も多くなっている
今前は都道府県や各自治体などが運営する児童館が多かったのですが、最近はこうしたノウハウを伝授し民間企業、社会福祉法人等が運営する公設民営の施設が多くなっています。
地域密着型の小型児童館は、健全な遊びを教え、母親クラブなどもサポートし運営している施設です。
小型児童館の施設に体育館などが設備されているのが児童センターという施設になります。
運動をメインにして子供たちに遊びを伝える施設で、身体能力の発達を促すことを目的としている施設です。
大型の児童センターには、トレーニングルームなどを保有し、中高生が利用できるようになっているところもあります。
大型児童館は県設置の児童館で、児童センターへの指導、連絡調整などを行う働きを持っている施設と、宿泊施設、野外活動施設などがある自然体験ができる施設です。
野外活動なども以前より少なくなっているので、こうした施設の利用は多くなっています。
児童館ではどんな仕事内容になる?
児童館は遊びを通じ心身の成長、情操教育などを目的としている施設です。
ここで働く保育士はジム仕事などもありますが、訪れたお子さんや保護者の皆さんとのふれあいを通じ、お子さんの保育に関する支援などを行う仕事となります。
親同士がうまく交流できるように中で取り持つ役割もありますし、お子さんとゲームを楽しんだり、安全に運動できるように見守ることも必要です。
週末になるとイベントなども行われるので、その場合、運営の準備なども必要となります。
ときに宿題を見てあげるなどすることもあり、こうしたことも交流の一つです。
通常保育園では登園してくるお子さんが決まっていますし、保護者もいつも見る顔ぶれがあります。
でも児童館の場合、毎日違うお子さんが施設を利用するため、毎日違うお子さんと向き合うことになるのです。
また年齢層も18歳未満が対象となるので幅広い年齢層に対応することになり、通常の保育園の働き方とはマック違うイメージもあります。
保護者が保育に関して情報や知識を得るために、また、情報交換の場として利用してもらうためにイベント準備も行うことが多いです。